【綾】
「こっち向かないでよ?
向いたらマジで死なすからね!?」

湯船に肩まで浸かり、背を向けたまま綾は物騒なことをのたもうた。

取り立てて見たいというわけでもなかったが、
そう言いきられるとどうしても言い返したくなる。

【公平】
「なにそんなに気にしてるんだ。
だいたいお前、しっかり水着着てるじゃないか」

【綾】
「着ててもダメなものはダメだっていうのっ」

【公平】
「お前も難儀なやつだなあ……わざわざ新しい水着引っぱり出してきて。
……学校の水着でいいだろう?」

【綾】
「な……っ、ば……っ、兄さんってそこまで変態的な趣味があったわけ?」

【公平】
「……なんの話だ一体」